科学技術コミュニケーション

科学技術コミュニケーションに関する動向については、平成16年の『科学技術白書』を読みはじめて知った。2004年のことだった。そこで、これに関する科研(科学研究費補助金)をとろうと思い立ち、2005年度に「生命科学の史的発展と社会との新しい関係づくりのための科学教育の在り方の研究」という長いタイトルの研究費をゲットした。その後、科学コミュニケーションにはまってしまったことも原因して、北海道に住むことになり(2007年4月から)今の研究活動につながっている。2006年度に北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)の2期選科生、2007年度に同3期本科生として科学技術コミュニケーションについて学んだ。本科生としての実習はサイエンス・カフェを選択していて、2007年12月にはナノテクノロジーに関するカフェを企画することができた。サイエンス・カフェは、科学について専門家と市民がフラットな立場で語り合う新しい公共空間として魅力的である。サイエンス・カフェについての思いは、また、次の機会に書くことにしよう。