斎藤喜博『授業:子どもを変革するもの』を読む

斎藤喜博氏が、群馬県佐波郡島村で校長をしていた11年間の島小学校での授業実践を基に書き上げた著作。子どもと教師が真剣に教材に向き合う格闘の様子とともに、高いレベルの授業がもつ、創造性、芸術性、等々が描かれている。今日、表面的な教育技術の獲得に走る若い教師が多いと言われるが、「授業とは何か」を問い直す意味で、貴重な書である。